グループ結成について
あなたも楽団内に会派(グループ)を結成してみませんか?
〜 楽団を築くのはあなたの「声」 〜
卒業した学校、その各世代、現在所属している楽団、友達、姉妹兄弟… 楽団うちの大学に入学するきっかけは様々です。それらの単体がひとつの集合体となって「楽団うちの大学」を形成しています。
いまから5年くらい前、「それら(寄り合い所帯の状態)が楽団員間での境界を生じさせ、楽団全体の前進を阻んでいるのでは」との仮説に基づき、楽団内融和と新人脈形成を目的に、「演奏旅行の開催」や「調理実習」、「欽ちゃんの仮装大賞に出る」など数々の奇抜(?)なアイディアがありました。しかしどれも挫折… 2007年、楽団はその「寄り合い所帯」を逆手にとった「多団籍楽団」を宣言しました。「普段はバラバラだけど、活動・演奏では一致結束する」という発想への転換です。
「みんな笑顔の楽団」… 『すべてのみなさんにとって「楽しい」楽団をつくる』 この目標に一歩でも近づくために、運営陣はひとりひとりの声をなるべく多く拾い上げられるように日々努力に務めておりますが、その機会や環境は万全な状態ではありません。その背景に楽団が大きくなったゆえの数的なハードルがあることは事実です。
「気づいたこと、変えてほしいこと、言いたいこといろいろあるんだけど…」 以降の活動に参加するかもわからない、どんな人なのかもよく知らない楽団運営陣へ意見を出すのが億劫な(おっくう=めんどうくさい)こと、ありますよね。しかし、その意見「声」を失うことは、前進を目指す集団にとって とても不幸なことです。
それでは、普段から顔を合わせていたり、うち大よりずっと前から気心知れた仲である楽団員同士での会話ならどうでしょうか?「ご意見を…」とか「改善すべき点は…」と言われたのでは少し構えてしまいますが、仲間同士のおしゃべりなら気楽に話せることありますよね。
「ひとりの声」は小さくて伝えにくい・伝わりにくいところがありますが、「ひとりの声」の集まりである「みんなの声」は、とても大きくて強いチカラを持っています。ひとつのグループに気軽に話せる環境があって、楽団うちの大学に対する「みんなの声」が楽団運営陣に届く、そして運営陣はそれにお応えできるような双方向の仕組みが重要です。「意見」でなくても十分です、その気軽なおしゃべりにある「声」こそ、何も飾らない率直な声であるのだと思います。
政界がイメージを定着させているのかわかりませんが、ひとつの集団における「派閥」は時代遅れのものとされつつあります。しかし、「多団籍楽団」を掲げている楽団うちの大学にとって、各方面から参加される楽団員の集まりや人脈の存在はいつまでも非常に重要なものであります。過去において西高出身者が大勢を占めていた時代、あることをきっかけに楽団運営が行き詰まりをみせたとき、それを打開したのは外部(非西高出身者)からの新勢力楽団員の方々でした。時に数はとてつもないチカラになり、新たな風を起こします。
各グループの増進(発展) = 楽団全体の底上げ
楽団内をひとつに… なんて、かつてのように厚かましいことは言いません、私たちは、みんなの楽団「多団籍楽団」ですから。
今後も楽団活動や運営を維持・展開していくために 楽団員の「声」の疎通が難しい状態について、規模が大きくなったことによる数的変化は事実として受け止めても理由になりません。楽団うちの大学という集合体を形成するためには、楽団員ひとりひとりの存在はもちろんのことですが、そのさまざまな縁や関わりである個々の「グループ」の存在が非常に重要なものになってきています。現在の当楽団において、団内の意見活性化を目的にした会派の結成は積極的に奨励されるべきものと考えています。
(会派認定の基準等は今後整備予定)