発 表 日

発 表 者

論 文 名

 2010.6.20

01018

 「偽嗅覚男児 ニンジンが食いてぇ 相当」

 

 

 本文に入る前に若干の前置きをさせていただきます。まず、標記(表題)の件、理解に苦しむ方が多いと思います。ふざけているわけではないのですが、わかりにくい表題であることをここにお詫び申し上げます。そして、大切なお知らせです。ご自身の“ユーモア”が不足していると感じている方(例えば、当サイトの「うちの大学付属病院」のページをご覧になって、「笑うこと」ができない場合)は、本論文のお読みにならないことがご自身にとって賢明であることを進言し、また、「人格否定」、この一文に何らかのお気づきのことがある方は、以下文章がそれに関係する内容であることをここに前置きさせていただきます。

 「2009 楽団事務人格否定騒動」

 概要 ある日(詳細不明=そもそも2009年に起きた事案なのかすら知り得ませんが)、楽団事務(私=高橋=以下、事務)が以前広報したメール(内容は楽団備品の返却催促の類と思われる)について、それを受け取り読んだ楽団員(人物不明=以下、Aさん)が、「事務に人格を否定された」との表現で他楽団員(人物確定=以下、Bさん)に「立腹の意」および「事務に対する嫌悪の感情」、「事務の作業(催促手段=文章)が適切でない」旨を伝えた、とされるもの。(事務はAさんがどなたか存じないため、事務とAさんの間に意見突合の機会は無く、上記経緯はBさんから事務への伝達により覚知したものです)

 「人格否定をした」と指摘された当事者である事務は、Bさんから「忠告」という形でそのような経緯があったことを伺いましたが、具体的(発言者、当該日時、指摘文章部分等)内容は一切知らされることはありませんでした。事務はその名も知れぬ発言者であるAさんに向けて、「直接的に指摘内容を伺い、相互の意見の突合・調整を試みたい」「(その意図はありませんでしたが)人格を否定されたという繊細な感覚お持ちなら、楽団備品の取り扱いについても繊細であってほしい」旨の内容をBさんに託し、Aさんによる自発的な反応・対応を待ちました。しかし、何も事態は動くことなく現在に至っています。

 事務連絡メールを発信する事務側として、予め決められている返却期日が守れない楽団員への催促メールには、確実な返却を促す手段としてやや強い表現での催促文章を用いますが、個人の人格を指摘し、さらにそれを否定する意図は全くありません。勿論、お読みになっての受け取り方は千差万別かつご自由であることは言うまでもありませんが。

 (相手がわからないままに、また意見の調整ができないため、一方的な視点からの表現になるかも知れませんが)「人格を否定した」とされた事務の所見として、総じて、この楽団特有の「言うだけ、一過性」「発展的な好転を諦め、意見の突合を避ける」の消極部分が色濃く出た一件であったと感じました。

 せっかくの機会なのでもう少し掘り下げると、いままでがそうであったように、楽団内で起きたトラブルや衝突はその都度大いに翻弄させられていますが、結果として必ず何か前進・発展的なものを残していることも事実です。よって、この「人格否定騒動」も楽団にとって何か積極的な材料・前進への起点になる、と期待を込めて受け止めていました。しかし、相手がわからないだけに他力(受身待機)にならざるを得なかったことが実際のところです。仮定のひとつとして、Aさんは意見を合わせることが目的ではなく、発言することで不快な気持ちがいくらかでも発散できたので、ご自身の中では落着済のことなのかも知れません(この場合、Aさんと事務の中間的立場に立たされたBさんはまさに立場がなく、Bさんに対してとても失礼なことであると思いますが)。

 個人的には実りの無い「不作の落着」は不本意ですが、集団として全体的には「無かったこと」にすることがこの楽団には「ちょうどいい」ことであるのかも知れない、と思います。Aさんにそして楽団へ、この一件の当事者である事務ができる精一杯の誠意の形として、「人格否定を行った人物」と顔を合わせることは苦痛であると思いますので、今後の楽団活動への参加は極力自粛していく所存です。

 最後に、どんな場面においても積極的に作用する「笑い」すなわち“ユーモア”に一筋の期待を込めて、「人格否定」を「ニンジンが食いてー」と聞き間違えたものであると、無理を承知で半ば開き直って落着とさせていただきます。

 「2009 楽団事務人格否定騒動」 → 「偽嗅覚男児 ニンジンが食いてぇ 相当」

 しかし、どんなに美味しいニンジンでも、畑から掘り出して直接お口にはこぶような食事方法は、「否定」します。

 

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